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2011.09.29 槍ヶ岳
 昨夜、月曜の夜から出発していた北アルプスへの山行きから帰宅しました。
 コースは、相も変わらず、槍ヶ岳から穂高岳まで、3000m級の山々8座を回るルートです。
 前回は、連休中の大混雑、その前は、同行者の不調と、このところ、このコースを計画通りに歩いたことがありません。
 それなのに、またしてもアクシデントに見舞われるなんて・・・。(-_-;)

 26日、仕事を終えた後、8時に自宅を出発して、沢渡の駐車場を目指しました。
 霧雨の中の出発でしたが、長野自動車道に入る頃から星空が見え始め、天気予報のとおり晴れの予感です。
 沢渡の駐車場には、午前1時に到着
 グイッと、缶ビールを1本飲んで仮眠し、上高地へは5時半に到着しました。
 歩き始めた頃の河童橋は、まだ朝靄の中でした。
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 今日も徳沢へ向う途中に見上げる前穂の頂に雲が見当たりません。
 この時は、この後で起こるアクシデントのことなど、欠片も想像していませんでした。
 ルンルン気分の道中です。(^_^;)
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 横尾には、8時ちょうどに到着
 平日のためか、それとも、いつもよりスタートが30分早かったせいか、梓川沿いの道を歩く人はまばらで、横尾から槍ヶ岳へ分け入る道に入いると、まったく人に出会いません。
 これも、期待通りのことなのですが、ずっと山道を1人で歩いていると、少し寂しくなります。

 それでも、槍ヶ岳の穂先が見えるとテンションが急上昇です。(^O^)/
 写真は、槍見平からの写真です。
 中央の上に少しだけ槍ヶ岳の頂が見えているのが、分かるでしょうか・・・? 
 この後は、槍沢を目指して、オゾンをたっぷり浴び、渓流の音を聞きながら、沢沿いの道を進みます。
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 ほどなく、槍沢ロッジに到着
 ここまで、出会った登山者は、5人ほど・・・。
 「静かな山歩きだな~。」と思っていたところ、槍沢ロッジを過ぎた辺りから、徐々に登山者の姿が目に入ります。
 昨夜、槍沢ロッジに宿泊した方々が槍ヶ岳を目指しているそうです。
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 「これだと、山小屋もガラガラというわけにはいかないな~。」なんて思いながら歩いている時でした。
 パコン、パコンという音が聞こえます。
 しかし、後ろを振り返っても、誰もいません。
 ふと、足下を見たところ、なんと右足の登山靴の踵部分の靴底が剥がれています。
 これから、本格的に高度を稼ごうかという時なのに・・・。(-_-;)
 
 それでも、引き返すことは、まったく考えておらず、持参していたロープで応急処置を施し、気持ちを新たにして再スタートです。(^_^)v
 ところが、100mほど歩くと、今度は左足の踵も・・・。(-_-;)
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 さすがに両足の靴底が剥がれるなんて・・・。(-_-;)
 明日、明後日と岩場歩きが待っているのに大丈夫かな~・・・?
 少々、不安が過ります。

 とってもブルーな気持ちになりましたが、それでも、再び、槍ヶ岳が見えるようになると、靴のことを忘れ、気持ちが盛り上がります。(^o^)/
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 「やった~!」、13時20分に槍ヶ岳山荘に到着
 ただ、「壊れた靴をどうしようか・・・?。」、「この先、どうする・・・?」と、達成感に浸ってばかりいられません。
 ボ~っと剥がれたソールを眺めていると、急にガスが沸き立ち、遠くの穂高の山々がガスに隠れ始めました。
 槍の穂先もガスに覆われそうなので、「とりあえず槍の頂上だけには、登っておこう。」と、ロープでソールを絞め直して槍の岩場に取り付きます。
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 頂上では、1時間ほどのんびりしました。
 穂高方面は、ガスで半分見えませんが、槍ヶ岳の頂上は、遠くに白馬、八ヶ岳や富士山を見渡せる素敵な場所です。
 頂上からの眺めを楽しんでいると、ここまでのドタバタや、登りの疲れがス~・・・と抜けていきました。。(^O^)/
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 小屋に戻った後、靴を補修するため、受付でロープがないか聞いてみたところ、同じようなドジな方が毎年何人かいるそうで、針金とテーピングテープが販売されていました。(^_^;)
 それにしても、残念な状態の靴です。
 右足の裏は、完全に剥がれ、左足も辛うじて土踏まずが付いている程度で、少し力を入れると剥がれていまいそうで、怖くて触れません。(^_^;)

 針金とテープの補修だけで、大キレットや穂高を縦走できるのか・・・?
 先週、穂高の北壁で女性が滑落し、亡くなったばかりです。
 靴底が剥げた靴で大キレットを通り、事故でも起こしたならば、無謀者の誹りを免れないでしょう。
 せっかくここまで来て・・・という思いはありますが、この先の縦走を断念し、明日は、そのまま上高地へ下山することに決めました。(-_-;)
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 そうと決めたならば、後の楽しみは、山荘での夕食だけです。
 平日で閑散とした食堂を予想していましたが、小屋は、結構な入りで、こんなに大きな食堂なのに、4回の入れ換え制でした。(^_^;)
 それでも、布団は3枚に2人で、1枚の布団に3人という前回に比べると、天と地の差です。(^O^)/
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 翌朝、皆さんは、4時頃からゴソゴソと準備されていますが、下山するだけの身には、急ぐ理由もなく、朝食の5時半まで横になってボ~としていました。
 頂上で御来光を迎えたかったのですが、一度靴を補修すると脱ぐことができないので、それも叶わず、御来光はスリッパ履きで小屋の前から迎えることに・・・。
 ところが、槍の影から赤みが見え始め、そろそろ御来光が・・・という時に、突然カメラの電源が入らなくなりました。
 何度も電源スイッチを押したり、電池を入れ直したり・・・。
 とうとう、寒空で待ちに待った御来光は、撮ることができませんでした。(-_-;)
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 カメラの電源が入ったのは、食事の時で、何が理由だったのか分かりませんが、とりあえずホッとしました。(^^)v 

 下りは早いのもので、あっという間に殺生の分岐です。
 今回は、自宅を出発する前に靴のチェックを怠ったため、縦走を断念しなければいけなくなりました。
 この悔しい思いを忘れず、戒めとするために、槍ヶ岳をバックに傷だらけの靴を写真に収めておきました。(^_^;)
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 暫くすると、槍が見えなくなり、天狗原分岐、槍沢の大曲と過ぎ、槍沢ロッジに到着
 靴の方は、テーピングの補強を1度行っただけで、何とか持ち堪えそうです。

 横尾では、十数人の方が早めの昼食をとられていました。
 ここからは、梓川沿いをのんびりと歩きます。
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 山では、性別にかかわらず、行き交う方と「こんにちは!」と挨拶を交わします。
 その際、年配の女性は、「二十歳前後の方だったのか・・・?」と間違うばかりのトーンで挨拶を返してくださいます。
 この声のギャップが面白くて、思わず微笑んでしまいます。
 おかげで、挨拶を交わす度に、気分が明るくなり元気になります。(^O^)/
 こんな山の挨拶が日常生活でもあるといいのですが・・・。(*^_^*)
 
 明神で、じっくりと穂高の姿を目に焼き付け、河童橋では、明日、下ってくるはずだった岳沢を眺めながら、「また来るからね。」と穂高に再開を約束して、バスの人となりました。
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 沢渡の駐車場には、2時前に到着
 いつもは、駐車場近くの沢渡温泉で汗を流して、帰宅の途に就くのですが、今日は時間が早いので白骨温泉の「泡の湯」さんまで足を延ばすことにしました。
 しかし、白骨までは、迂回路を使用しなければならず、迂回路の上り坂に辟易し、途中の乗鞍高原温泉の「湯けむり館」という市営の温泉に・・・。(^_^;)

 期待せずに入った温泉でしたが、内風呂は総木張り、露天は石造り、休憩施設も上高地のホテルのロビーを思わせる雰囲気があって、市営ながらなかなかの施設でした。
 白濁した硫黄の湯に、ついつい長居してしまいました。(^o^)/
 湯あがりは、お決まりのソフトクリームで、今日はコケモモと乗鞍のミルクのミックスソフトです(*^_^*)
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 身体がホカホカすると空腹を思い出し、たまたま見つけた「合掌」さんというお蕎麦屋さんで、女将さんお勧めの「天玉ぶっかけそば」をいただきました。
 山から下りてきたばかりで、何を食べても美味しく感じたのかもしれませんが、サクサクのてんぷらとお蕎麦がとっても口に合いました。(^^)v
 もう一杯お願いしたいところでしたが、食後はスイーツを・・・と何とか留まりました。(^_^;)
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 食後のスイーツは、中央高速のレストランでチーズケーキのセットをいただきました。
 しかし、残念ながら今度はカメラの電池切れで・・・。(^_^;)

 今回の山行きも、これまでと同じく、計画通りとはいきませんでしたが、天気に恵まれ爽快な山歩きができました。
 それに、これで、次回の山行きのコースも決定です。
 ただ、次は、いつ山に行けることやら・・・。(^_^;)
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